今回は、私が自分の価値観≒天命をどういう風に見つけて生き方を変えていったのかを書いていこうと思います。
他の記事で、まず自分の価値観≒天命を見つけよう、
沢山ある選択のパラレルワールドの中から天命(今回の人生で体験したいこと・自分にとって幸せな生き方)に沿った生き方にシフトしていって、
より魂を喜ばせる生き方に残りの人生の時間を目いっぱい使っていこう!という内容を発信しているのですが、
よろしければこちらの関連記事も読んでみてくださいね。

私が自分の価値観を真剣に探すことにしたきっかけ
私自身がこの考え方にたどり着いて、
生き方を変えられたのはほんの最近なんです。
本当の自分の価値観≒天命を真剣に探してこれだと決めて行動するまで、30年以上モヤモヤを抱えながら生きてきてしまいました。
これを読んで下さっている皆さんには、自分のモヤモヤに気付いたら早い段階で自分の価値観≒天命を見つけて
天命に沿った生き方を選んで、より長い時間幸せになってほしいと思います。
天命を見つけて生き方を変えるまで
自分軸で生きているつもりだったのに常にモヤモヤしていた
それまでも、自分なりに自分のしたいことを選んで、自分軸で生きていたつもりでいました。
大学卒業後すぐに就職して、空白期間無く1回転職を経験しました。
普通に就職して働き続けて生きていくのが普通のことで、
このまま現状維持していけば、ほどほどに生活していける環境でした。
でも、突然適応障害になってそのまま仕事を続けることができなくなってしまったんです。
自分で選んだ進路・就職先・仕事。
でも働くことが中心の毎日はモヤモヤしてばかりでした。
色々な出来事が重なり適応障害になってしまった
転職したのは以前の職場よりもレベルアップした場所。
毎日分からないことも多く、必死で、精一杯でした。
でも毎日やるべきことを堅実にこなしていけば、いつか勘所をとらえてもう少し楽になるだろうと考えていました。
そんな中、トップダウンで仕事のやり方を変更させられるという出来事がありました。
これには私のいた部署内でもほとんどの人が反対していましたが、
強制的にやり方を変えないといけなくなってしまいました。
今までのやり方でも沢山の時間を使い、ベストを尽くしていたところ、
それに加えてい新しいやり方を覚えながら、つまづきながら、いちいち操作を質問しながら仕事を進めないといけなくなり、
次第に残業が増え、休日出勤が増え、
なぜこのやり方に変えないといけないのかという理不尽に常に頭が葛藤状態になり、
だんだん頭が働かなくなって、
仕事中に涙が出たり、
常にイライラしていて、
最終的に適応障害と診断され、休職することになりました。
自分で選んだやりたい仕事をしているはずなのに、なぜ?
前述のとおり、
私は私なりにずっと自分の心に従って判断してきました。少なくともそうしようと意識して生きてきました。
自分で今の仕事の分野に進んだし、レベルアップの転職も自分で決めて飛び込みました。
理不尽なトップダウンがあったとしても働けない状態になるなんて、思っても見ませんでした。
それと同時に、今まで好きだと思っていたことや自分で選んだと思っていたことについて
改めて見直して生き方を修正しようと考えるようになりました。
好きなことをしているはずだったのに。。
まず、今の働き方で心と体が壊れてしまったのは事実で、ある意味自分の内面からのメッセージだ、
今までの仕事で苦手なこと・嫌だったことを振り返る→ここから自分にとって得意なこと、好きなことが見えてくると考えました。
また、自分で選んだと思っていた中に、思い込みが無かったかも振り返ることにしました。
これらは自己理解の方法の中の、自分史を振り返る、ということにつながります。
今までの仕事で嫌だったこと・苦手だったこと
・トップダウンで命じられたら、どんなに理不尽でも受け入れないといけない。
→どうしてもなぜそうするのかを考えてしまい、葛藤状態になってしまう。
→自分が一番やりやすい・納得できるやり方をしたい。
・オフィスの環境に気が散ってしまいストレスを感じる。
→HSP気質があり、人の出入り・室温・話す声・におい。。など周りの動きや五感を刺激する色々な出来事に気が散ってしまう。
→一人で、自分にとって快適な環境で集中したい。
・社員の健康を大切にしてくれない。
→適応障害になっても、他にも似たような状況で頑張っている社員が多くいるから君も頑張れないのかと言われて、それに対して何も感じないのかとショックを受けた。
→私は自分の健康をまず一番に考えたい。健康な状態で元気に生活したい。
・不満と不安を抱えながら変化の少ない毎日を過ごしていて、生きている意味が分からなかった。
生きるために働いているのに、まるで働くために生きているような感覚になっていて、
もう働きたくないのに、起きている殆どの時間が仕事。
生きるためには働かないといけない。何のために生きているのか。
働くための人生なら死んだ方が楽じゃないか?と毎日うっすらもう明日が来なくていいと思っていた。
→自分の天命からかけ離れた生き方をしてしまっていた。
自分の中にあった思い込みと決めつけ
自分の過去を振り返ると、初めから無理だと決めつけていることが多かったこともわかりました。
特に進路を決める時に、もっともらしい理由を付けて自分を納得させて楽な道に進んでいたと思います。
・物づくりや絵を描いているのが好きだったので、物づくりに携わる仕事がしたい。かつ衣食住にかかわる仕事は無くならなさそう。
=建築インテリア関係の分野に推薦で進んだ。
→実は、インテリアはまだ興味がある方だったけれど、建築に興味は殆どなかった。
しかし、このもっともらしい理由付けができたことと、かっこいいと思うあこがれから進路を決めてしまった。
大学で学ぶ中でも特に建築には全然興味を持てなかったけれど、学んだことを活かして就活をすることしか頭になかったのでそのまま建築関係に就職してしまった。
・会社に就職する・正社員になるのが当たり前。フリーランスは大変。
→フリーランスで自分で決めて働くことをはじめから選択肢に入れなかった。
・美大やレベルの高い大学に入るなんて無理。
→入試の難しさや自分の凡才さから、初めから諦めた。
このように進路を決めた時まで遡って振り返ると、
・実は今の仕事そんなに好きじゃなかった&向いてない(会社員として働くことも含め)。
→もちろん好きなところや向いてる部分もあったからここまで続けてこられたんだとも思っています。しかし、
→レベルアップした職場に来て改めて自分の力不足と、興味の無さから知識不足が目立ち、仕事を楽しめない感覚がはっきりした。
・いくら自分なりに一生懸命やっていても周りとの差を感じてしまい、いつまでも所属感を感じられなかった。
ここから先は、本当に建築が好きな人しか到達できないレベルだろうなと思った。
さらにデザイン考案・提案だけでなく他部署への指示・問い合わせの対応、お客様対応など物づくりをしているというより指示や調整をする仕事を主にしている感覚になる。
→自分の本当に好きなこと・得意なことなら成長を感じたり、勘所が掴めたり、楽しめるはずなのに、そういう手ごたえがなかった。
→私の好きな物づくりは、他の誰かに指示して作ってもらうような大きな物ではなく、自分の手元で自分の感覚で作るようなことだったんじゃないか?と感じた。
今までやってきたことは全部間違い?無駄だった?
仕事について自分史を振り返ってみると、
うっすら好きじゃないことに気付きながらも見て見ぬふりをしていたから
ついに適応障害で強制的にストップがかかった状態なんだな。。と分かりました。
じゃあ、今までの約15年頑張って働いていたのは自分にとって回り道で無駄だったのか。。というとそれは違います。
・身をもって体験したからこそ、これは自分の天命じゃないと確信できた。
・何が自分にとって耐えられなくて、どういう環境が幸せなのか理解できた。
・就職して働いていたからこそ、貯金が安定的にできて資産形成ができた。
誰にとっても人生の体験に無駄なことはありません。
その体験が天命からかけ離れていても、
そこから学んだり、反面教師にしたり、捨てるべきもの、大切にすべきものが身をもって知ることができるのです。
今の働き方や生活にモヤモヤするなら、どう変えるべきなのか
ここまで、主に働き方・仕事について自分史を含め振り返り、
今のままの働き方は自分の価値観≒天命と違っていると分かりました。
仕事を、生活を、ガラッと変えないとこのモヤモヤは消えないんだと直感的に感じました。
変えるとしても具体的にどう変えるのか。これが分からないと変えることができません。
人生の進路を変えるための羅針盤【宿命・天命・使命】
今の会社を辞めても、またなんとなく選んだ他の会社に就職しては
このモヤモヤはきっと消えないだろうと思いました。
今の生き方は違うと分かった、では次はどう生きようとしていけばいいのか。
それを見つけるためには、やはり改めて自分を振り返る、自己理解を深めることが必須だと感じました。
自己理解を深めたいと意識していると、その方法・精通している人の情報が脳に引っ掛かるようになってきます。
気になる情報の中から、自分に合った方法で自己理解のワークを行いました。
それが、
「価値観」「得意・強み」「好きなこと」を改めて洗い出し、今後の生き方に活かそうというもの。
ワークをする中で、
・価値観というのは、「天命」→自分が生まれる前に決めた理想の人生
・得意・才能・好きなことというのは、「宿命」→天命を全うする為に設定された自分の特徴。また、必ず体験する人生の中の経験。
・天職・ライフワークというのは、「使命」→天命の中でも仕事や周りにもいい影響を与える行動。自分得意・好きを生かした活動。
このような考え方をするとすごく腹落ちするな。と頭の中にひらめきました。
宿命を振り返り、天命・使命を見つけてそこに向かって進路を修正していけば
自分にとって魂が喜ぶより良い人生に進んでいけるんじゃないかと心がワクワクしてくる感覚がありました。
価値観を見つけるワーク
まず、人生の正しい進路答えになる、天命を見直していくため、価値観を知るためのワークを行いました。
自分の価値観を言語化する
価値観の見つけ方については別記事でも紹介しています。
こちらも参考にしてくださいね。

このキーワード、私にとってすごく大事!と思えるものをピックアップしていきました。
私がピックアップしたのは、こちらのキーワードたち。
【優先度順】
①自立・信念・納得・目的
自分が納得した目的に向かって生きていたい。
②自由・孤独
自分と向き合うことが大切。
他人の思考ノイズに引っ張られたくないから一人でいたい。
ストレス軽減で健康と自分の信念を貫くためにもなる。
③健康
健康が土台にないと、何も楽しめない。
食事・ストレス軽減で自分を整える。
④シンプル・ミニマル・美
ノイズレスな空間(モノ・人共に)に居たい。ストレス・レス。
沢山のモノよりも、必要な物・気に入った物を選びたい。
美しいものを見ていたい。
⑤味わう(「なるほど」を感じる)
美しい物、人が作る物を見て気づきを得る瞬間が幸せに感じる。
⑥余暇・余裕・快適さ
日々の生活に時間的にも経済的にも多少の余裕を作ることは、「健康」「自由」のために必要だと思う。
⑦安心・平穏
スリリングな毎日より、少々退屈でも日常的なことに幸せを見つけて生きていたい。
安心・平穏は心の余裕にも繋がると思う。
このようにキーワードが見える化すると、
すごく腹落ちしやすくなります。
どうしてこのキーワードが大切なのか、どうしたいのか、まで考えるとより納得感が強まりますね。
キーワードは、まず大切だと思うワードを数は気にせずざっとピックアップして、
ピックアップされたキーワードだけをもう一度見直して絞り、
似ているキーワードをグループ化しています。
グループ化したところで10個以内くらいになっていると把握しやすいと思います。
それぞれのキーワードがそれらを満たすためにお互いを必要としている部分があるのも面白いです。
ここから、今までの生き方のどこでつまづいていたのか振り返りながら生き方の具体的な変え方を考えていきます。
価値観のキーワードを深掘りして具体的な生き方の変え方を考える
私の場合、①自立・信念・納得・目的が絶対に外せない価値観としてあるのですが、
適応障害になってしまった時は、
なぜ手間・時間をかけて、特に問題無い今までのやり方を変えなければならないのか?が曖昧だった。
→目的が分からず、納得感が無いまま頭が葛藤状態で仕事をしていたのが自分にとってはかなり辛かった。
「自立・信念・納得・目的」を満たす生き方や働き方に変えていくと、
ストレスが減って「健康」にも繋がり、自分が幸せに感じる生き方に進めるようになりそうです。
ストレスを減らしたい=健康、に繋がるキーワードも多く、
シンプル・ミニマル・美、や、
余裕・余暇・快適さ、などがこれに当たります。
仕事関係で振り返ると、
散らかったオフィスや書類山積みのデスク、不快な室温、食べ物の匂いや電話している声などが私にとってはノイズで非常にストレスでした。
人が詰め込まれるような雑多なオフィスに毎日通うことはシンプル・ミニマル・美、また孤独を大切に思う私にとってはNGです。
残業や休日出勤で自分の自由な時間が減ることも余裕・余暇が無くなるので同様です。
適応障害になった時の会社は、社員の健康について全く配慮がありませんでした。
私の価値観と真逆なのでここにいても幸せになれないのは明白です。
自分の価値観キーワードからどのような生活がしたいのかを具体的に言語化すると、
自分が納得できる方針や方法で、
健康を大切にしながら、
ストレス・レス、ノイズ・レスな環境で、
一人時間を作り、自分と向き合い、
美しいものに感動しながら、
余裕を持った生き方をしていきたい。または、働き方をしていきたい。
となります。
価値観を見つける質問で自分と向き合い価値観を見つける
巷にはたくさんの自己理解を助けてくれる本や動画があります。
そういったものを参考に、自分への質問を投げかけることで
色々な角度から自己理解を進めることができます。
自分だけで自分史を振り返るだけではうまくいかない方はこういった方法で自分に刺激を与えてみましょう。
役に立った・印象的だった価値観を知るための質問例
質問:自分が死ぬ直前をイメージして〇〇に言葉を入れてください。「〇〇な人生で最高だった!」
私の答え:好きなように生きられて最高だった!
ここから、好きなように生きてこられたという実感が無い状態で生き続けてしまうと私の幸福度は下がることがわかります。
いつも自分に、今好きなように生きられてる?と自問する癖をつけるのも良さそうです。
この答えは価値観キーワードにすると、自立・信念・納得、自由にあたります。
さらにこちらの質問もとても気付きになりました。
質問:自分が80歳になったつもりで文章の空欄に言葉を当てはめてください。
『私は「①」を恐れることにあまりに多くの時間を使いすぎた。
私は「②」のようなことにほとんど時間を使わずにきた。
もし時を戻せるならこれからは「③」に時間を使って生きたい。』
私の答え:①経済的に不安定なこと・お金が無くなること
②本当にやってみたいと思っていたこと・”今”自分がやりたいこと
③自分の価値観を優先した生活・働き方の構築
この質問は、
①は従っても幸せになれない外発的価値観
②は本当に自分を幸せにしてくれる内発的な価値観
③価値観を体現した行動、が言語化できます。
私の場合は、
経済的に安定を得たいために、就職して正社員になって会社で働くのが当たり前と思い込んでいるところがありました。
また、自分の思うままに生きていたら、あっという間にお金がなくなってしまうだろうという恐れもありました。
これらに執着すること自体が自分の人生がモヤモヤする原因だったんだと気づくことができました。
何かをやってみたいと感じたときに、経済的な不安からそれを諦めてしまうのは一番幸せから遠ざかることになってしまいます。
改めて自分の価値観を最優先しながらどんな生き方や働き方をすればバランスが取れるのか考え、行動することが自分の幸せに繋がるんだと分かりました。
次の質問では今後の目指すべき生き方ほぼそのものが言語化できました。
質問:5年後ここに書いたことがなんでも実現しているとしたらどうなっていたいですか?
私の答え:住みたい場所に住み、仕事は家でしていて通勤しない、毎日電車に乗らない。お金は生きていくのに十分あって、時間に余裕があり、安心している。
この質問の良い所は、実現することを前提にすることで
普段、現実的に難しい・・とか、こんなのどうせ無理、とか
つい自分にストップをかけてくる頭のブロックを無くしてくれる所です。
どんなに夢のようでも、わがままなお願いでも
頭からブロックが外れてスルスルと本当の理想が出てきます。
私の答えからは、自由・快適さ・余裕を大切にした生き方をしたいということが強く出てきています。
まとめると、私のするべき生き方は・・
価値観キーワードと価値観を見つける質問から見つけた価値観や、避けるべき生き方をまとめると、
私の価値観を大切にするには、
・トップや上司の価値観や判断に左右される環境である会社に就職して働くのではなく、フリーランスの働き方を構築するのも選択肢としてありなんじゃないか。
その際、経済的な心配をしすぎないこと。経済的な理由で諦めないこと。
・就職するのであれば在宅で家から出ずに、自分に合わせた環境で、一人で作業できる時間が多い仕事が良さそう。
・家の中を整頓して、快適な状態に保つことでシンプル・ミニマルを満たす。
・変化が少なくても自分の心地良いルーティーン(自分と向き合う時間・睡眠時間など)を続けながら、そんな毎日に幸せを感じながら生活していけるように整える。
・美しいものに触れる機会を作って、味わう。
生き方の判断をするときにこれらを判断基準にしていけば、
確実に幸せな方向へ進むことができます。
具体的な仕事内容はどう見つけていくか
するべき働き方が分かったところで、では何の仕事をするのか。
自分が本当にするべき活動、周りに与える良い影響、やっていて幸せなこと。
これは天命の中でも「使命」=天職・ライフワークにあたります。
使命が分かると、自分の生きている意味が分かります。
自分がここにいることが、自分も周りも幸せにできるんだと生きる喜びを毎日感じることができます。
使命を知るには、価値観に追加して今までの経験や得意なこと、才能、好きなことを整理して把握する必要があります。
私の使命を見つけた方法については次の記事に書きたいと思います。
もうとっても長くなってしまったので!
価値観の見つけ方は人によって様々ですが、
自分以外のケースを知ることで新しい発見があったり
自己理解の仕方がより具体的に理解できるはずと思い、
私の具体的な自己理解ワークをした時の状況や、どう考えたのかまで詳細に書かせていただきました。
自分の価値観を見つけたいと切実に願っているあなたの少しでも参考になれば幸いです。
私が使命を見つけた方法はこちら

使命を見つけるためのワークについてはこちら
