モヤモヤする理由は“憧れ”かも?使命と憧れの違いと見つけ方

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“やりたいこと迷子”の正体=憧れと使命の混線

「やりたいことが分からない」「今の仕事にモヤモヤする」。

そんな時、原因が“憧れ”と“使命”の混線にあることが少なくありません。

この記事では、両者の違いをスッキリ整理し、自分の“使命(天職)候補”を20分で言語化するワークまで一気にご案内します。

読み終えるころには、「明日なにを試せばいいか」まで決まっているはずです!

憧れ:周りからの見え方が主軸(他人軸)

周りからの見え方や肩書き、流行、イメージの良さが判断軸になりがち。


「それをしている自分がかっこいい」「他人に言って恥ずかしくない仕事」「その仕事が見せるイメージ」にピントが合っていて、他人軸になりやすい。

使命(天職・ライフワーク):価値観×才能・興味=自分軸

自分の価値観(天命)と、才能・興味(宿命)の交差点にあるもの。

「それをしている自分が満たされる/楽に自然にやっていても役に立てる、成果が出る」にピントが合っていて、自分軸

憧れで進むと、最初はテンションが上がります。これでかっこいい私になれそう!みたいな。

でも興味が薄い領域苦手を連発するタスクに囲まれやすく、成果も伸びづらい。

やがて頑張っても成長曲線が横ばいになり「自分は向いていないのかな」と疲弊してしまいます。


一方、使命は価値観×強みが重なるので、努力が成果に変わる速度が上がり、続けやすいのが特徴です。

憧れで選ぶと辛くなる理由(心理学・研究の視点)

人と仕事の“ズレ”(Person–Job Fit)が満足度や成果に影響

心理学・組織行動の研究では、人と仕事の“フィット”(Person–Job/Person–Organization Fit)が満足度やパフォーマンスに影響することが示されています。

価値観の不一致はバーンアウト(燃え尽き)につながりやすい

とくに価値観の不一致は、燃え尽き(バーンアウト)を招きやすい“ズレ”の代表例です。

バーンアウトは慢性的な職場ストレスがうまく対処されないと起き、疲弊・仕事へのネガティブ感情・効果感の低下が特徴と定義されています。

価値観のズレや裁量の不足、報酬・コミュニティ・公平性の問題などのミスマッチが積み重なると、消耗が加速します。

つまり、“憧れ”は見栄えを整えてくれても、価値観と強みに合わなければ続かない

ここを見誤ると、がんばり方を間違えたまま年月だけが過ぎてしまいます。

使命(天職・ライフワーク)=天命(価値観)×宿命(才能・興味)というフレーム

私が提案するフレームはシンプルです。

使命(天職・ライフワーク)= 天命(価値観) × 宿命(才能・興味)

強みと価値観が交差する領域

ここでの「宿命」は“変えられない運命”という意味ではありません。

生まれ持った気質や、自然と惹かれる興味、得意が発揮されやすい文脈のこと。

「価値観(大切にしたい在り方)才能・興味(自然と伸びる資源)」が交差する領域こそ、長く続けられて貢献もできる“使命ゾーン”です。

まずは「仮説」を立てて小さく検証

そして、使命は一発で当てにいくものではなく、仮説→小さく検証が基本。

今日のあなたの等身大から、無理のない一歩を積み重ねましょう。

20分ワーク:自分を知る3ステップ

Step1 価値観を言語化(無料PDFのワーク)→内部リンク

あなたの価値観を見出すためのミニワークPDFを無料配布しています!
次の無料PDFを開いて、5つの質問で自分の内面に目を向けてみてくださいね。
[価値観ミニワークPDF](保存して使えます)


(内部リンク: https://amuletica.site/value_workbook/

価値観から天職を見つける記事も書いています。

Step2 才能・興味の棚卸し(没頭経験・強み)

得意なこと・才能・好きなこと・興味のある分野を言語化するにはこちらの記事が役に立てると思います!

Step3 交差点=“今の使命候補”を文章化→明日から試すミニアクション

テンプレートはこんな感じ——

私は、【価値観】を大切にしながら、【強み/興味】を活かして、【誰の/どんな状況】に【どんな変化】を届けたい。
そのために、明日【15分でできるアクション】をやってみる。

たとえば:

私は「安心して選べる人を増やす」価値観を大切にしながら、「言語化と構造化」の強みを活かして、就活・転職で迷う20–30代に**“自分軸の羅針盤”を届けたい。明日は価値観×強みの交差メモ**をスライド1枚にまとめてXで発信する。

※研究でも、「強みベースの仕事設計(ジョブ・クラフティング)」はフィットの向上に役立つ示唆があります。

小さな実験を重ねて、“今の自分に合う働き方”を形にしていきましょう。

実体験:憧れの仕事で消耗→使命へ舵を切った話(のん のケース)

Before:周囲目線で選んだ仕事/苦手の連続

わたしもこの「憧れ」の罠にはまっていました。

自分の価値観・好き・得意を大切に仕事を選ぶということしっかり意識せず、「設計デザイナー」になりました。

物づくりが好き・得意といった、浅い自己分析の結果も考慮していましたが、今振り返れば全く足りなかったです。

その他の理由は「衣食住に関わる仕事はなくならないから」とか「デザイナーってかっこいい」など、イメージや損得勘定だけで進路を決めてしまったからです。

そして、この時は「自分らしい選択ができた」「好きなことを仕事にできた」と思っていたのです。

After:価値観×強みの重なる領域に絞ったら、行動が軽くなった

幸い、物づくりや段取りなど一部の「好き・得意」と重なる部分もあり、10年以上働き続けることはできました。

でも「慣れれば楽になるはず」と願う一方で、自分の成長の限界を感じながら溺れているような辛さが増えていき、最終的に適応障害の診断を受け、退職を勧められました。


そこから、自分の“もともとある”資源——「価値観・好き(興味)・得意(才能)」と丁寧にと向き合い、「本心(魂の声)」をよく聴くことを大切にした結果、

自分が楽に成果を出せる生き方を自分で選べるようになりました。

今は、一人で集中してハンドメイド作品を販売したり、

タロット×コーチングで「迷いを言語化→行動まで」伴走することが、価値観と強みの交差点にあると感じています。

よくある質問(FAQ)

Q1.使命は一生ひとつ?

A. いいえ。価値観は核として安定しやすい一方、強み・興味の表れ方はライフステージで変化します。だから「今の自分に合う使命候補」を更新してOK。

Q2.興味が続かない/すぐ飽きる

A. 興味が浅いのではなく、最初から最大限の「好き」を基準にしてしまっているからかも。

「大きな好き」よりも、「ずっと関心のある事」、「つい調べてしまうこと」「これから好きが育ちそうなこと」に注目して棚卸してみてください。

新しい発見があるかもしれません。

Q3.今の職場で“天職的な働き方”は作れる?

A. 状況により可能です。

担当領域の中で強みタスクの比率を1割増やす価値観に合うプロジェクトに手を挙げるなど、自分の仕事を主体的に見つめ直し、認知や行動を工夫することから始めましょう。

状況により、というのはそもそも今いるフィールドがどのくらい「価値観」「好き」「得意」と重なっているかが重要なので、

全く違うフィールドにいるのであれば、そこから別のフィールドに移った方がいいこともあります。

次の一歩

無料PDFを活用して価値観を明確化

「無料配布・価値観ミニワークPDF」を参考に、自分らしく生きるための「価値観」の言語化にチャレンジ。

さらに深掘り

「天職を見つけるワークの記事」でセルフワークを継続。

自分の持っている「得意なこと・才能」と「好きなこと・興味の領域」を改めて振り返り言語化し、自分の天職やライフワークを検討することに役立てていきます。

“交差点”を一緒に言語化

→自分で自分のことを客観的に見ていくのは時に難しいもの。

そんな方のサポートのために「タロット×コーチング セッション」サービスを提供しています!

詳しくは セッションガイドをご覧ください!

コーチングで思考を整理し、タロットであなたの内面・魂の声からアドバイスをもらいながら進めるハイブリッドなセッションです。

是非お役立てくださいね。

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