当てないタロットって意味あるの?──セッションで大切にしている考え方

「タロットって当たらなかったら意味ないんじゃない?」
そう思う方も多いと思います。

未来をピタリと当ててもらうことに安心を感じたり、「当たった!」と盛り上がったり。もちろん自然な感情です。
でも、私は“当てることを目的としないタロット”こそ意味があると考えています。

なぜなら、大切なのは「未来を言い当てること」ではなく、「どんな未来を求めるのか」「その未来をどう選び取るか」だからです。

目次

多くの人がタロットに求めるもの=「未来を当てるエンタメ」

「彼の気持ちは?」「転職して成功する?」


こうした問いを投げたくなるのは当然です。不安を和らげたい気持ちから、「簡単に手に入る答え」を探してしまうんですよね。

ただし、「当たった/外れた」で一喜一憂しているだけでは、本当に必要な気づきにたどり着けません。

“当てないタロット”の意味

タロットは、未来を断定する道具ではありません。
私は、タロットを 「魂の声を受信するツール」 と考えています。

  • カードの絵柄はハイヤーセルフのメッセージを投影するツール
  • 言語化しにくい、あなたの魂の望みを代わりに見せてくれる

だからこそ、タロットは「当たる/当たらない」という物差しだけで測るものではないのです。

あなたの未来は無限のパターンで用意されている

タロットが見せるのは「あなたの未来の可能性の中のひとつ」。
むしろ、質問次第で複数の未来のパターンを見せてくれます。

私はセッションで「未来を断定するための質問はしない」と伝えています。
それは、あなたの未来にはたくさんの選択肢が用意されているから。

その未来のどれにつながっていくかは、あなたの意志・行動、そして宿命によるのです。

私がセッションで大切にしている考え方

答えを外に委ねない

→ 「占いでなる/ならないよ」と未来を断言することに、果たして意味はあるでしょうか?

占い師が言うことと、現実は別物なんです。

自分がコントロールできない部分を占っても、「自分以外の気持ち・思考・行動」の結果は「当たりもするしハズレもする」わけだから、

占いが挟まろうが挟まらまいが分からない事に変わりないないんです。

私はこの占いの仕方にほとんど意味がないと感じます。


大切なのは、実際にどうなるのかではなく、そのためにあなたがどう動くかです。

本質に目を向ける

みんな占いという不確かで安易な答えに飛びつきがち。

でも本質は「どうなるか?」よりも、「どうしたいか・そのために何をするか」。

あなたの理想の未来は用意されているのですから、そこにどうすればたどり着けるかの方が大事だと思いませんか?

私はタロットの受信者であり翻訳者であり、あなたの伴走者

私がリーディングするのは「あなたがどうすれば明るい未来に進めるか」。

タロットはあなたのハイヤーセルフのメッセージを受け取る道具です。

ハイヤーセルフはいつもあなたを応援しています。私はそんな存在からのメッセージを受信し、タロットから伝わってくるメッセージをあなたに伝える仲介者です。

ハイヤーセルフはあなたに対してメッセージを出しているので、私だけでは何を指しているのか、何が言いたいのかわからないときもあります。

なので、「あなたはどう感じますか?」「メッセージはこう言っているように感じるのですが、心当たりがありますか?」とあなたとの対話を交わしながら進めていきます。


当てものではなく、自己理解と行動の整理をサポートする伴走者でありたいと思っています。

具体例① 恋愛:「彼の気持ちは?」よりも…

恋愛相談でとても多いのが、「彼は私のことをどう思っていますか?」という質問です。

でも、他人の気持ちは自分ではコントロールできません。占って当たったとしても、外れたとしても、それで何が変わるでしょうか?

だから私は問いを変えます。例えば、

「彼を想い続けるとどうなりますか?」
「彼にこだわらなかったら、あなたの未来はどう変わりますか?」

といったように。

カードが映し出すのは、あなたが視野を広げたときに開ける可能性。
「彼がどう思っているか」ではなく、あなたがどう生きたいかに光を当てるのです。

具体例② 転職:「成功できますか?」よりも…

「転職して成功しますか?」という質問もよくあります。

これも同じで、この質問をそのままタロットにしても、結果はあなたの行動次第です。

ここで分かりやすい例えを出しましょう。

例.占いで「受験に合格できますか?」と聞た場合どうなるか

あなたは高校3年生、受験を控えています。合格するか不安でいっぱいです。
ある日占い師に「私は志望校に合格できますか?」と聞きに行きました。

占い師が「合格しますよ、大丈夫」と言ったとして、これで実際に受かるでしょうか?
もしその言葉に安心して勉強を怠ってしまったら、当然結果は変わりますよね。

大事なのは占いによる「合格できる/できない」という断定ではなく、

  • 「どんな勉強スタイルが自分に合っているか?」
  • 「一日に何時間勉強するとどうなるか?」
  • 「どの大学を目指すことで未来はどんなストーリーを展開するのか?」

そうした自分にコントロールできる問いに変えることです。

タロットを通じてハイヤーセルフの声を聴けば、あなたの魂の意図に沿った行動を選びやすくなります。

占いで「コントロールできないもの」を問う意味はある?

「相手の気持ち」「結果そのもの」など、自分以外の気持ち・行動・結果を占っても、それは当たるか外れるか分からないもの。

占いが挟まろうが挟まるまいが、「当たる・当たらない」がある以上、結局は分からないままです。

だから私は、あなた自身にフォーカスしたタロットの問いを大切にしています。

もしご相談内容が「あなたにコントロールできないこと」である場合は、

質問の切り口を変えることを提案させて頂いたり、

そのままではサポートが難しい旨を率直にお伝えすることもあります。

まとめ:当てないタロットは「未来を選ぶ力」を取り戻す

  • 私のタロットは未来を断定するための道具ではない
  • 魂の声を受信し、自分の未来のパターンをのぞき見するツール
  • 当てないタロットだからこそ、あなたが未来を選ぶ自由が守られる

次の一歩

もし「当てないタロット」「ハイヤーセルフからのメッセージ」に興味があると感じたら、タロットとコーチングで一緒に魂の声を受け取りませんか?

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